大学生の仕送り・お小遣いの平均は?

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大学生をやっていると、他の学生の経済事情も知りたくなるものです。

そこで今回は、大学生の仕送り(自宅生ならばお小遣い)の平均はいくらくらいなのか。
アルバイト収入はいくらくらいが普通なのかなど、
日本学生支援機構の学生生活調査を紹介します。

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なお今回は、いわゆる「普通の大学生」である昼間部の大学生についての
調査結果のみを紹介します。

夜間部や短期大学、大学院の学生についても調査が行われていますので
興味があれば日本学生支援機構のページを参照ください。

※日本学生支援機構は、奨学金の交付などを行っている団体です。
 しかし、この調査は奨学金を受け取っている大学生だけでなく
 全大学生の結果を示しています。

※学生生活調査の結果を1ヶ月単位の額に直しています。

大学生の平均収入

表1:大学生の平均収入(月あたり)
  国立・自宅生 国立・下宿生 私立・自宅生 私立・下宿生
家庭から 10041 56191 9033 59258
奨学金 20191 31016 32208 39283
アルバイト 25966 20308 29558 23433
定職 3541 3933 4383 4691
収入合計 59741 111450 75183 126666

家庭からの仕送り・お小遣い

まず家庭からの仕送りについて見てみると、
国立大学の下宿生で、月56000円が平均のようです。
これは下宿代も含めての金額ですから、仕送りだけでやっていける下宿生は平均以上の仕送りをもらっているといえるでしょう。

国立と私立とでは、私立大学の下宿生の方が若干、仕送りが多いように見えます。
しかし実は私立の大学生は、授業料以外にも大学に納めるお金が16000円ほどあるため、自由に使えるお金という意味では私立の大学生の方が厳しい結果に。

自宅生のお小遣いは国立・私立ともにほとんど変わらず月1万円ほど。
しかし、先ほど書いたように、私立は大学に納めるお金があるため
なかなか経済的に厳しいのが現状のようです。

奨学金の平均

奨学金については、もらっている大学生ともらっていない大学生との平均なので一概には言えないところがあります。
ただ傾向として、国立・自宅生でもらっている人が一番少なく、
国立・下宿生と私立・自宅生が同程度。
私立・下宿生がもっとも多く奨学金をもらっているという納得の結果です。

バイト・アルバイト収入

バイト・アルバイトによる収入は、国立・私立共に
自宅生の方が多い結果となっています。
やはり家庭からのお小遣いだけでは、やりくりが厳しい現状が見て取れます。

なお定職というのは、アルバイトと違って
一定の仕事につきつつ大学に通っている人です。
そんな人も少なからずあるんですねー。

月あたり収入の合計

月間の収入合計としては、
私立大学生の方が、国立大学生よりも15000円ほど収入が多いことが分かります。
これは、授業料以外で大学に納める費用が、私立の場合、国立よりも15000円ほど高いことによるものと思われます。

国立どうし、私立どうしを比べると
下宿生の方が、自宅生よりも5万円ほど収入の多い結果に。
たった5万円で、下宿費と毎日の食費をまかなえるのか疑問ですが
下宿した方が1食あたりの食費は安くなりますから、
その点は工夫しているのでしょう。

ちなみにここでは書きませんでしたが
私立大学の授業料は、国立の2倍くらいあります。
上の表はあくまで「大学生自身が受け取る収入」のみを示したものであることをお間違いなく。

国立大学と私立大学とでは、授業料が年間で50万円違いますから
家計の負担としては上の表以上であることは間違いありません。
国立の大学生さん、親孝行ですね!
私立の大学生さん、がんばって勉強しましょう!

次回は、大学生の支出の平均についてのデータをお見せします。
大学生の生活費平均は?へ。

※あくまで上記のデータは大学生の「平均」です。
 私の知り合いの中にも、まったく仕送り無しでやっている大学生や
 社長の息子で月の仕送りが30万円!!なんて人もありましたので・・・。


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